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2017/05/17 17:20

台湾のクリエイティブ集団「知音文創(Jean Cultural & Creative)」による「来趣東北角」シリーズからノートのご紹介です。
A5よりも一回り小さいのでカバンにいれてもかさばらず、メモ書きや旅の日記帳などにいかがでしょうか?


東北角は、文字通り台湾島の東北部分にある出っ張った周辺のことです。
台北県瑞芳鎮・貢寮郷、宜蘭県頭城鎮あたりを指します。
高速鉄道のある西側と異なって、いわゆる田舎と言いますか、まだまだ開発途上なので風光明媚な綺麗な景色を見ることができます。
私が訪れた時は南雅海岸で奇岩を見ただけで大雨に降られて、泣く泣く観光を断念したという残念な事になりまして、鼻頭角の遊歩道も三貂角灯台も行けませんでした。そのうちまたリベンジするぞー!
奇岩で有名なのは野柳の方だと思いますが、こちらも十分見る価値ありです。足を延ばして龍洞まで行ってもよし。海水浴をしたい方は福隆海岸へ。廃墟好きには日治時代の銅山の廃墟もあります!

※行き方(南雅海岸の場合):
●台鉄で台北駅から基隆駅に行って、基隆客運バス(791番)に乗り「南雅バス停」下車。
●台北駅の台北西駅A棟から「羅東」行きの国光客運バス(1810または1811番)に乗り「南雅バス停」下車。


この東北角とセットでツアーを組まれる「九份」。
千と千尋の舞台になったと言われている山間の小さな町です。(宮崎駿監督は否定しているようですが、阿妹茶酒館を訪れたそうなので何らかの影響は受けたと思いますよね?)

ここは人気観光地だけあって週末に行くととにかくすごい人ごみになります。
お土産屋さんや屋台がたくさん並ぶ細い路地は、お祭りの縁日を彷彿させてワクワクします。
でもメインの路地をちょっと外れるとすごく静かで、店先で昼寝をしている猫がいたり、犬がご飯を食べてたりしていて、普通の田舎町といったのんびりした雰囲気もあって、ギャップが面白い町です。
で、昼間も混みますが、混雑のピークはやっぱり夜! 
夜の九份は別世界!
夕方になるといたるところにつりさげられた赤提灯に火がともり周辺が紅色や橙色に染まって、まるで幽玄の世界。(人混みがそれを裏切ってますけど)このライトアップ目当てのナイトツアーで来る人も多いです。週末の夕方+天気晴れ=激こみの縁日、という感じかな。
でも、九份の夜は結構お店が閉まるのが早くて、夜遊びには向きません。また台北などに戻る交通手段も帰り客のラッシュでかなり混雑して待たされる確率が高いので、いっそのこと一泊してみるのをオススメします。民宿がいっぱいあります。
夜の九份もステキですが、朝方の誰もいないひっそりとした路地や朝靄にけぶる街の景色も見ものです。一泊して早起きして朝の散策に出かけるのはいかがですか?

※行き方(台北から):
●台鉄「瑞芳」駅で下車。(約40~60分/49元~76元)バスかタクシーに乗り換え「舊道」下車。(タクシー料金は一律205元で約15分。バスは15元)
●MRT「忠孝復興」駅傍のバス停から1062番「金瓜石」行のバスに乗って行く。料金は115元。
●上記のバスを待っていると声をかけてくる白タクに乗る。1人200元、4~5人相乗り。所要時間は早ければ40分ほどで着きます。(35分で着いた時もありました。どれだけスピード出してるんだろ…)
実は何気に一番早くて楽なのがこの白タクだったりします。200元がもったいない、白タク胡散臭いという人には向きませんが、料金に拘りがなく「必ず座れて早く行きたい!」人にはいいかも。