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2022/01/26 16:28

新しい年が明けて、そろそろひと月。
台湾では、もうすぐ春節。旧正月を迎えます。

思えば最後に台湾を訪れたのが2年前の旧正月直前でした。
ちらほら新型コロナウィルスの話が広まりつつある時期でしたが、今ほどの危機感はなかったと思います。
誰もマスクをしていないし、入出国だって簡単でした。
街中が、正月前のウキウキした、ちょっと忙しない雰囲気に包まれていたのを覚えています。

有名な迪化街の年貨大街は人でごった返していて、道路には臨時屋台がずらーっと並び、試食なんかも盛んに薦められました。
それが、今年は年貨大街はやっていても、屋台や試食は原則禁止。
人出もそこまでは多くないよう。
早く、賑やかな年貨大街が戻るといいなあ。

あ、でも、この迪化街の年貨大街。道に出張る屋台は目にも楽しくてワクワクするけど、実はものすごく歩き辛くなるんですよねー。
ただでさえ人出がすごいのに道幅が狭くなって、おしくらまんじゅう状態に。
あまりの人の多さと歩き辛さに疲れて、正月とは関係のない雑貨屋さんに人波に押し出されるように避難をしたら、そこの店員のお兄さんが苦笑しつつ、「早く(年貨大街)が終わればいいって思いますよ」と、本音をポツリと漏らしてくれました。笑
まあ正月用品を買い求める人が大半なので、普通の雑貨屋さんには年貨大街はあまり関係ないのかもしれないですね。
逆に人が多すぎて、普通の雑貨屋さんに行こうと思っている人はこの時期は敬遠しがちかもしれないし。


今年の旧正月は、除夕(大晦日)が31日。初一(元日)が2月1日。
台湾はさほど感染が広がっている感じではないですが、それでも場所によってはクラスターが発生したり、少しずつ感染者は増えています。
今週は、年貨大街もそれなりの人出があると思います。
健康に気をつけて、よいお正月が迎えられますように。



本日のおすすめは、旧正月に欠かせない「紅包」です。

台湾のデザイン会社「有空」のデザイナー蔡文明さんがデザインされた、招き猫金魚の紅包。
白黒陰陽、おめでたい金の縁取りが入ったお洒落でカワイイ絵柄を大胆にあしらった紅包は、本来のお年玉袋としてはもちろん、例えば荷物にお手紙を同封する際の封筒にしたり、使わずに自分のコレクションの一つに入れてもいいかも。

私も、あまりの可愛さに一式、大事にコレクションしちゃいました。



余談ですが、今年は寅年。
台湾では、虎は黄色い縞模様から金運の象徴とも言われています。
そして、金運上昇に御利益のある「虎爺」という虎の神様がいらっしゃるんです!

有名な年貨大街のある、迪化街には良縁にご利益がある月下老人を祀る「台北霞海城隍廟」というとても有名な廟があるのは、台湾好きな方々はご存知かと思います。
この廟には月下老人以外にも沢山の神様が祀られていますが、そのうちの一体に「虎爺」の像があります。お金を口にはさんでいる虎の像です。
ぜひぜひ台北霞海城隍廟を訪れた際は、月下老人だけでなく、他の神様方や虎爺にもお参りをしてみてはいかがでしょうか?

私は行くたびにがっつり参拝してしまいます。


願わくば、早く台湾に行けますように!